「エース」登場人物について、ちょっと紹介してみました。
かなり細かく、偏った書き方になっている部分もありますので、
これを全部信じないほうがよいのかもしれません。
簡潔な紹介がほしい、という方は公式の「大百科」などを
参照してください…というのは身勝手すぎるかな（^^;）
なお、今回は星司＆夕子とウルトラ兄弟についての記述となりました。
TAC隊員＆梅津姉弟は、次回更新にて加えたいと思います。

北斗星司 Seiji Hokuto

…20歳。B型。元パン屋の運転手で、超獣ベロクロンの福山市襲撃にまともに出くわし、ひどい目に遭いつつも
多くの人々を助けようと奮戦。その最中に南夕子と出会い、人々を逃がすためにタンクローリーで超獣に突っ込み
瀕死の重傷を負うが、同じく重傷を負った夕子とともにウルトラマンエースより「大いなる力」を得て蘇生。
数日後に夕子と共にTACに入隊。夕子と共にエースに変身することとなる「勇敢な」男性。
幼い頃に父を失ったために父親の顔を知らず、高校時分にちょっとグレたりなどの哀しい過去も秘めている。
口で言うより先に手が出るような「猪突猛進の熱血漢」。モットーは「どんなことがあっても約束だけは守ろう」。
TACでは男性最年少ということもあり、その若さ溢れる勇気ある（限りなく無謀に近いが）行動で数々の殊勲をあげる。
しかし、お調子者でもあるためツメが甘いことがあり、（ヤプールの罠であったことも含めて）数々のヘマをやらかし、
幾度となく謹慎を食らう。その度に有形無形のフォローをしてくれる夕子とは、まさしく互いを補完しあう名パートナー。
「私たちは、いったい何なのかしら」という夕子の発言に何かを感じるが、その後1度も自分からデートに誘わなかったり
自分を理由もなく罵倒した女性に対して激情する夕子を見てむしろ諭したり、その道には鈍感、なよう。
（夕子との別れの際、「妹」という言葉を使ったことで、夕子が星司にとって誰にも代え難い存在だということは理解できる）
夕子と突然の別れを経験した後はエースに1人で変身するようになるが、前のような「猪突猛進さ」はなりをひそめ
「ウルトラ6番目の弟」ダン少年や、子供から大人まで年齢を問わず諭すようになるほどの成長を見せる。
最終的にヤプールの罠にはまる形で、「北斗星司」の姿を失うことになるが、それと引き換えに
地球上の子供達に「優しさを失わないでくれ…」という大切なメッセージを残し、エースとして地球を去る。
その後、タロウに招かれての地球でのバーベキューパーティーに参加し、北斗星司の姿を見せるが
頼りになるアニキたちに囲まれたせいか、前の「猪突猛進さ」が戻った感じ？

南夕子 Yuko Minami

…18歳。O型。元看護婦で、超獣ベロクロンの福山市襲撃事件時、車椅子の女の子を連れて避難しようとした際
北斗星司と出会い、彼の勇気ある行動に巻き込まれる形で（？）瀕死の重傷を負うが、ウルトラマンエースより
「大いなる力」を得て蘇生し、TACに入隊。星司と共にエースに変身することとなる「若く健康な」女性。
TACでは通信係であったり戦闘オペレーターであったり。傷の応急手当も手馴れたもので、さまざまに献身的に活躍する。
天使のような優しさにあふれており、いつでも落ち着きを失わず、凛として行動している大人の部分と、
それでいて年上をからかったりする子供のような可愛らしい部分を併せ持つ、魅力的な女性。
稀に「何してんのよ！」などと口走ったり、星司を犠牲にしようとする上官を修羅のような形相で訴えたり、
星司を罵倒する女性に反論するなど、隠された激情をあらわにすることもある。
星司とは「夕子」「星司さん」と呼び合い（TPOに合わせて「北斗隊員」と呼び方を変えるが、後々自然に「星司さん」が主に）、
持ちつ持たれつの名パートナーシップを披露。同期という面から、その絆はTAC隊員も公認（？）の仲、という感じ。
ただ「デートに誘ってくれたことなんて一度だってない」という発言から、必ずしも恋人同士ではないよう。
本人には星司への「エース」「隊員」という部分を超えた密かな想いがある…ようだ。
しかし…その正体は、なんと月星人。超獣ルナチクスを倒すために地球に送り込まれていた。
エースに変身してルナチクスを倒した後、星司に自分の素性を明かし、悲しくも前向きな別れをした後
TACの仲間に別れを告げ、月の再建のため、仲間のいる冥王星へと旅立つ。
その後は、宇宙からエースやタロウの戦いを優しく見守り、時には地球の星司にメッセージを投げかける。
月の怪獣モチロンからは「姐さん」と呼ばれ、ニケの女神とも旧知の仲、らしい。
実は巨大化も可能。

ウルトラマンエース　ULTRAMAN ACE

…1万5千歳。シルバー族。「ウルトラ兄弟」の5番目である。
異次元人ヤプールの地球侵略から地球を守るために、地球に派遣される。その際に、勇敢な行動の結果
命を散らしてしまった北斗星司・南夕子に「大いなる力」を分け与える。
星司と夕子に変身のサインをリングを通して与え、2人が手をつなぐことによって始めて登場する。
メタリウム光線、パンチレーザー、タイマーショット、ウルトラナイフ、フラッシュハンドなど、あまりにも多彩な技を
併せ持ち、またアクロバットな戦いも得意。その強さたるや、アメリカ第7艦隊に相当するほど。
また、ウルトラ兄弟最強の技・スペースQや、あまりの威力で使用を禁じられているウルトラギロチンなど
そのポテンシャルには驚嘆する部分がある。
変身する前は星司と夕子に分離している状態のようだが、7話でエースバリヤーのエネルギーが夕子に負担されることや、
12話でサボテンダーのトゲによるケガが星司にのみ影響されることから、
主に肉体的な部分は星司に、エネルギー的な部分は夕子に分け与えられているものと推測される。
弱点は他のウルトラ族同様、寒さ。また技術的にも未熟な部分があり、一人で地底にもぐれなかったり（その後可能になる）
水中での戦いを不得意としており、その都度兄弟の助けを借りることもある。
侵略兵器として作られた超獣を相手としているためか、多くのピンチに遭遇するが、その都度星司の勇気と夕子の愛で
実力以上の力を発揮しているようだ。
後に夕子との別れという予想外の出来事に遭遇するが、夕子の愛は星司に託されたウルトラリングに残されたようで
星司とエースとの一体化が進んで行ったようだ。
最後、悲劇的な展開で星司の姿を失わせてしまうが、子供達に大切なメッセージを残し、地球を去っていく。

ゾフィ ZOFFY

…2万5千歳。シルバー族。宇宙警備隊の隊長で「ウルトラ兄弟」の長男。
ゼットンに敗れたウルトラマンの救援に登場後はその姿を地球上に見せることはなかったが、
エースが地球の守りとなった際に満を持して（？）地球上に降り立った。
アリブンタ＆ギロン人との戦いで初めてその実力のほどを見せ付けるが、その後は必殺技のM87光線を放つ機会もなく
ゴルゴダ星で十字架にかけられたり、地球で罠にかかってブロンズ像にさせられたりなど、さんざん。
しかし「ここぞ！」というところでエースを救援し、前述のアリブンタ＆ギロン人戦は勿論のこと、
ヤプールとの最終決戦時には、地球人の努力を見届けた上で南夕子を異次元に送り届けるという粋なはからいを見せ、
ドリームギラスの事件の際には、血気にはやってしまった星司を諭し、実際の戦いの際にもウルトラマジックレイで
湖の水を消し去るという、貴重なアシストを見せる、頼れるアニキである。
だが、頼れるからこそ、より困難な状況に立ち向かうことも多く、ゾフィが命がけの戦いを繰り広げるのはこれからのことになる。

ウルトラマン ULTRAMAN

…2万歳。シルバー族。「ウルトラ兄弟」の2番目。
科学特捜隊ハヤタ隊員との運命的な出会いから、地球にとどまり、幾多の怪獣・宇宙人から地球を守る。
宇宙恐竜ゼットンとの戦いで命を落とすが、ゾフィの救援により蘇生。
その後はウルトラマン二世のピンチにウルトラセブンと「ウルトラの星作戦」を決行し、またバット星人によるゼットン二代目の
地球襲撃の際には、郷秀樹にアドバイスを送るなど渋い活躍を随所に見せる。
エースが地球の守りに就いた後、直接地球に降り立つことなくゴルゴダ星でエースと再会。それが罠と知った後は
苦しみながらも、自分達を助けようと夢中になろうとするエースを平手打ちして、地球の守りを諭し、その後、力尽きる。
ヒッポリト星人との戦いではなすすべなくヒッポリトタールの犠牲に真っ先になってしまうなど、あまりよいところがなかった。
登場回数は少ないながらも、彼の熱い地球防衛への想いは、エースにも伝わっているものと思う。

ウルトラセブン ULTRASEVEN

…1万9千歳。レッド族。「ウルトラ兄弟」の3番目で、宇宙警備隊であり恒点観測員340号でもある。
軌道図作成のための調査をしに来たはずの地球で、勇敢な青年・薩摩次郎の想いに感化され、地球を守ることを決意。
上司も認めるほどに地球で与えられた「セブン」という名前を愛し、まさに力尽きるまで、宇宙人の侵略から
地球の守りに尽くし、宇宙人と地球の関係にしばしば悩み、最後は瀕死の状態ながら地球を去っていった。
その後、ウルトラマン二世のピンチに突如参上し、彼に新たな力・ウルトラブレスレットを与える。
そして二世の最大の危機にはウルトラマンとはせ参じ、「ウルトラの星作戦」を決行する。
エースが地球の守りに就いた後、しばらくはエースの救援をゾフィにまかせていたが、
ゴルゴダ星でエースと再会して以後は、エースとの接触が自然に増えていく。
ヒッポリト星人との戦いでは最後まで星人に抵抗するも、ヒッポリトタールの前に空を見上げながら力尽きる。
最大の危機を逃れた後は、バクタリをバクに戻し、炎の剣を貫かれたエースに命を与え、星司の体内に
まぎれてしまった「豆」を除去するなど、地球に降り立たないものの、エースの救援を行う機会が増えていく。
エースが地球を去って以後も、タロウを幾度となく助け、レオを力の限り鍛えぬく。すべては地球を守るために。

ウルトラマン二世 ULTRAMAN II or ULTRAMAN JACK

…1万7千歳。シルバー族。「ウルトラ兄弟」の4番目で。「帰ってきたウルトラマン」「新マン」「帰りマン」「ウルトラマンジャック」
などなど、望むと望まざるに関わらず、多彩な名前を持ち合わせている。ここではあえて「二世」と呼ぶ。
カーレーサー・郷秀樹の勇気ある行動に感動し、地球防衛のために彼の体と一体化し地球の守りに就く。
大小含めて様々なピンチに遭遇するが、持ち前の勇気と強い心、そして努力でそれを乗り越えていく。
乗り越えられない大ピンチに陥ったその時、セブンから新たな力・ウルトラブレスレットを与えられ、パワーアップ。
その後も幾多の戦いに勝ち抜いていく。
中途、郷の恋人・恩師を亡くすというあまりにも残酷な出来事に遭遇し、激情にかられた末にナックル星人の手に落ちるが
ウルトラマン・ウルトラセブンの救援で危機を脱出。怒りを新たな力に変え、最大の危機を乗り越える。
バット星人の光の国への侵攻を聞き、愛する人々に別れを告げ、地球を去っていく。
地球の守りに就いたエースを送り届けた後、自分のニセモノに自分の大切な人を傷つけられるという不運もあったが
エースの活躍によりその危機も乗り越える（後にその大切な人には、宇宙から微笑をかけたようだ）。
ゴルゴダ星でヤプールの罠に落ち、自らのアイデンティティでもあるウルトラブレスレットを奪われ、
しかも戦いの最中、エースにそれを宇宙の彼方に飛ばされてしまう不運もあったが回収したらしい。
ヒッポリト星人との戦いでは、ゾフィ・マンを助けようとウルトラブレスレットを振りかざそうとした瞬間に敵のポッドの中に
閉じ込められ、そのままブロンズ像に。
その後もタロウやレオ（正確にはセブン？）の救援のため、単独で地球に降り立っているが、カラータイマーを奪われたり
マスクをかけられたりなど、兄弟の中でも特にさんざんな目にあっている印象が強い。

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